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ジョルジュ

Author:ジョルジュ
心母少女最終話更新
完結おめでとうございます。
08/03

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( ・∀・)モララーは本格的に駄目なようです 三話 

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/11(金) 23:43:11.02 ID:aUalDh0W0

 道すがら、奇妙な女にあった。
 女は路肩で、一目で占い師だと分かる衣装に身を包み、僕の顔を見るや否や、呼び止めた。

「死相が、色濃く見えます。自殺でもお考えですか?」

 僕は少し嬉しくなって、笑顔で答える。

「そのつもりでしたが、止めます。面白いものを見つけました」

 女は妖艶に笑って、「お代結構です」とだけ言った。
 もう僕には興味もないようだ。
 僕も「また来ます」とだけ言ってその場を後にした。
 やはり、返事はなかった。



45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/11(金) 23:45:08.72 ID:aUalDh0W0

三話 よいのはじまり





46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/11(金) 23:46:02.84 ID:aUalDh0W0

 昨日訪れたばかりの公園のベンチに僕はいた。
 昨日と同じく人気はなく、寂しげ気な雰囲気は否めない。
 それでも、これから一歩間違えれば、ここもすぐに地獄絵図と化すだろう。
 もちろん、僕は地面に横たわるだけの背景として。

( ・∀・)「そうならないように善処するとしますか」

 昨日確認した、鉄パイプへと視線を走らせ、携帯電話を手に取る。
 あらかじめ登録しておいた番号へ掛けると、相手はすぐに応えた。



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/11(金) 23:46:35.74 ID:aUalDh0W0

『はい、こちらは”隠れ家”、受付の椎名がお受けいたします』

( ・∀・)「へぇ、女の人が出るんだ?」

 どうやら予想は当たったようで、ふうと息を吐く。
 下調べこそしてはいたものの、万が一という事もある。
 我ながら行き当たりばったり的なやり方だが、これでどうやら「結果オーライ」という事になりそうだ。

『はい! 本日はどのような女の子をご希望ですか?』

 相手は営業用と思われる溌剌とした声で答える。
 僕は、当初の予定通りに事を運ぶだけだ。



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/11(金) 23:47:06.00 ID:aUalDh0W0

( ・∀・)「あー、じゃあ君がいいなぁ。可愛い声だし、きっと若いんでしょ?」

 言っていてなかなかに滑稽だ。というか、何とも加齢臭がしてきた。

『若い娘がご希望でしたら、良い娘がいますよー?』

 少しでも情報を聞き出そうかと思ったが、やはり向こうもプロだ。
 これ以上の駆け引きは無駄だと諦め、早々に切り込む事にした。

( ・∀・)「いやぁ、やっぱり君じゃなきゃ。あんまり若くてもさ、」

 「未来ある若人に殺人までは頼めないよ」。
 僕の会心とも言える一言にまるで動じる風もなく、相手はすぐさま切り返してくる。
 やはりプロだという事だろう。
 なら――こちらもそうだ。



54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/11(金) 23:47:46.82 ID:aUalDh0W0

『えっと、申し訳ありません。お客様……どういう事でしょうか?』

( ・∀・)「”お客様”は”殺し屋”を御所望だよ」

 電話越しでのただの「駆け引き」なら、僕は負けない。
 もっともこの後の事は、やはりほとんど考えていないのだけど。

『では……改めて、ご希望を伺います』

( ・∀・)「僕を殺してくれ。今すぐに、だ。そこからそう遠くない尾布第三公園にいるよ」

 僕は「それじゃあ」とだけ言って、電話を切った。



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/11(金) 23:48:24.46 ID:aUalDh0W0

 「隠れ家」というのは所謂「デリヘル」であるが、ここから僅か徒歩三分程度の位置にある。
 あとは彼女――「椎名」こと「殺し屋」が来るのを待つだけ。

( ・∀・)「運動するのも久々だしなぁ……準備運動でも――」

「お待たせ致しました。……”お客様”」

 公園の入口。
 昨日よりやや細くなった満月の光を浴びて、予想以上に小さな彼女――「殺し屋」はそこにいた。



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/07/11(金) 23:48:57.77 ID:aUalDh0W0

三話 よいのはじまり おわり




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