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ジョルジュ

Author:ジョルジュ
心母少女最終話更新
完結おめでとうございます。
08/03

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ドックンドックンのようです 

262 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 16:15:22.93 ID:f4T38yaW0
  _
( ゚∀゚)「雨降っちゃったなぁ」

('A`)「そうだなぁ」
  _
( ゚∀゚)「ドックン傘持ってる?」

('A`)「・・・・・・」

('A`)「何、それ?あだ名?」




ドックンドックンのようです




264 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 16:18:21.83 ID:f4T38yaW0
  _
( ゚∀゚)「俺、中学のときは友達とはあだ名で呼び合ってたなぁと思ってさ」

('A`)「へー、にしてもネーミングセンスねぇな」
  _
( ゚∀゚)「そんなことねぇよ、だって俺みんなのあだ名つけてたもん」

('A`)「嘘だぁ。さっき呼ばれたせいで。ほら、鳥肌たったもん」
  _
( ゚∀゚)「うわ、本当だ。キショイ」

('A`)「お前の方がキショイ」

その時ふと玄関口でしゃべっている俺たちの横に女が立っているのが目に入った。

梅雨独特の皮膚にべっとりと何かが張り付いているような気候の中で

何か物を考えているように天を見ていた彼女は少し艶めかしかった。

目線をはずすタイミングを失った俺は何気なしにこちらを見た彼女と目が合ってしってしまった。

('A`)「あの」

川 ゚ -゚)「・・・どうした?」

('A`)「これ、折りたたみですけどどうぞ」

川 ゚ -゚)「・・・・・・」



266 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 16:22:24.70 ID:f4T38yaW0
('A`)「大丈夫です。俺、友達の傘入るんで
   困ったときはお互い様だし」

川 ゚ -゚)「・・・・・・」

('A`)「どうぞ」


傘を差し出すと彼女はゆっくりと近づいて、腕を差し出してそれを受け取った。

すらりとのびた白い腕には何本も肉の隆起した線があった。

雨音が聞こえる中、その傷はひどく俺の欲情を誘った。


立ち去る彼女をしばらく見ていると横にいるやつがニヤついた顔で話しかけてきた。

  _
( ゚∀゚)「おいおい、学校でナンパかい?」

('A`)「違ぇよ。それよりお前傘持ってきただろ、入れろ」
  _
( ゚∀゚)「ドックーン、人の傘に勝手に入れてもらうと仮定してのナンパとはおこがましいとは思わんのかね?」

('A`)「・・・あだ名」



267 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 16:24:32.56 ID:f4T38yaW0
  _
( ゚∀゚)「ん?」

('A`)「そのセンスのない集団の中でお前のあだ名は一体なんだったんだ?」
  _
( ゚∀゚)「・・・」
  _
( ゚∀゚)「おっぱい眉毛伯爵」

* * * * * * * * * *

川 ゚ -゚)「ありがとう」

翌日の昼休み、彼女はクラスを訪ねてきた。

('A`)「よくクラスがわかったね」

川 ゚ -゚)「今日の朝、玄関口でこいつに会って聞いたんだ」
  _
( ゚∀゚)「奇跡ってマジ怖いわ~」

('A`)「じゃあこいつに渡せばよかったのに」

川 ゚ -゚)「お礼を言ってなかったからな」

('A`)「いや、別にいいよ」

そう言うと彼女は目線を机に落とした。

何かあったのかと思ったが



271 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 16:28:27.16 ID:f4T38yaW0
川 ゚ -゚)「それ・・・」

('A`)「ん?」

どうやら先ほどジョルジュから返してもらった漫画を見ていたらしかった。

('A`)「どうしたの?」

川 ゚ -゚)「以前友人から勧められてな。気になっていたんだ。
     それ、面白いか?」

('A`)「あー」

('A`)「うん。面白いよ」

川 ゚ -゚)「そうか、それを聞いて安心したよ
     友人のオススメは当たり外れが多くてな」

('A`)「あの」

川 ゚ -゚)「なんだ?」

('A`)「これ読む? ちょうど一巻からあるし」

川 ゚ -゚)「いいよ、悪いし」

('A`)「気にしなくてもいいよ。どうぞ」

差し出すと彼女は少しためらって受け取った。



272 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 16:31:44.80 ID:f4T38yaW0

腕には前日とは違い赤い線が伸びていた。

川 ゚ -゚)「ありがとな。じゃあ」

踵を返す彼女は少し浮かれているようだった。
  _
( ゚∀゚)「なに、もしかしてお前マジにあいつのこと好きなの?」

('A`)「別にそういう訳じゃないけどなんで?」
  _
( ゚∀゚)「いやー、見てわかると思うけどあいつリストカットしてるらしいぞ」

('A`)「へー」
  _
( ゚∀゚)「へーってなんでそんなに悠長なの? 切るんだぞ? 血が出るんだぞ?」

('A`)「言っとくけど俺は血は好きじゃないからなぁ」
  _
( ゚∀゚)「当たり前だよ! 血が好きとか言うやつとはさすがに友達にはなれないわぁ。
     痛い痛い痛い、想像したら手首痛くなってきた!」


波風を立てたくなかったり誤解されたくなければ秘めなければいけないこともあるものだ。

妄想を誰にも見つからないようにそっと投げ捨てた。

* * * * * * * * * *



273 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 16:35:02.83 ID:f4T38yaW0
傘から始まり、漫画の貸し借り、語り合い。

気がつかない内に彼女と行動を共にすることが多くなっていった。

だからと言って家へ招くのはどうかと思う。

川 ゚ -゚)「誰もいないから気軽に入るといい」

('A`)「誰もいないのに入れちゃっていいのか?」

思えば彼女が俺とジョルジュ以外に話しているのを見たことがない。

言ってしまっては悪いが友人がいないのだろうか。

前言っていた友人というのはもしかしたらネットか何かの情報なのか?

川 ゚ -゚)「ドクオなら構わないさ」

いつの間にか俺は依存されたのかもしれない。

* * * * * * * * * *



275 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 16:38:31.84 ID:f4T38yaW0
彼女の手首に新しい傷は見当たらなかった。

枕元のカッターは寂しそうに俺を見ている。

彼女は服を全て脱いでしまっていたようだ。

俺はまだTシャツしか脱いでいないというのにずいぶんと気が早い。

明かりの下、露わになった彼女の白い四肢は人形のようだった。

手首に唇を置きそして舌を少し出して彼女の白い肌を撫でるように動かした。

舌を動かす途中途中で隆起して硬くなった皮膚につっかかる。

そのたびに彼女は少しだけ声を上げる。

あぁ、とても気持ちいい。

きっとだけど最初からこれが欲しかったに違いない。

ジーンズが隆起する。

彼女は腕をTシャツを脱いだ俺の背中に腕を巻きつけた。

あぁ、そうじゃないんだよ。君は分かってないなぁ。

枕元のカッターを手に取った。

俺はきっとこれの代わりなんだろう。



278 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 16:42:40.34 ID:f4T38yaW0

刃がギリギリと音を立てて伸びる。

スプリングが軋む。

彼女の腕を一本掴み刃を滑らす。

プツリと切れた皮膚と柔らかい肉の感触が伝わる。

これはこれでいいのだけど少々物足りない。

俺は驚いた顔で見上げる彼女を残して寝室を出た。

* * * * * * * * * *



282 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 16:57:15.85 ID:f4T38yaW0
どこの家の台所も構造はそんなに変わらないようだ。

包丁を手に取り振り返ると彼女がタオルケットを胸に巻いて立っていた。

川 ゚ -゚)「どうしたんだ急に」

('A`)「ちょっと話を聞いてくれるかな?」

川 ゚ -゚)「・・・・・・あぁ」

彼女は当たり前だけども、困惑していた。

('A`)「小さいころからね好きだったんだ」

川 ゚ -゚)「何がだ」

('A`)「おもちゃにこう・・・ぐぅっと負荷をかけてどこまで耐えられるのかなとか」

川 ゚ -゚)「小さい頃は誰でも残虐だ。
     私も小さな時に無闇に虫を殺した時期がある」

('A`)「うん。俺もそう思っていたんだけどね」

彼女に近づいて腹のあたりに突き立てる。

('A`)「どうやら性癖みたいだ」



283 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 17:00:17.27 ID:f4T38yaW0
彼女は驚いて腰でも抜けたのか地面へたれこんだ。

血が出ている。

別に血が好きな訳でも刺すのが好きな訳でもないのにな。

このまま誤解されるのは少し寂しい気がした。

覆いかぶさろうとすると彼女は俺の肩を少しでも押しのけようとしていた。

('A`)「・・・・・・」

ふと、包丁を骨と骨のつなぎ目に入れようと思った。

彼女は痛がっていた。そのくせ意外にも骨と骨の間に隙間がないのか刃先しか入らなかった。

少しすっきりした俺は刃を抜こうとしたが意外と食い込んで入らない。

肩に足を置いてぐいっと力を入れると骨に挟まっていた包丁が抜けた。

彼女は痛みから何か叫んでいた。

この喉に穴を開けてしまったらどうなるんだろう。

包丁を突き立てて力を入れる。

骨が並んでいるのかあまり肉の感触がしない。

仕方がないので刃を横にして入れる。



287 :ドックンドックンのようです:2009/07/06(月) 17:03:56.78 ID:f4T38yaW0
力を入れるとズズっと包丁が喉に入った。

これで喉にきっと穴が開いたはず、彼女の喉笛は空いた隙間からヒューヒューと音を鳴らすのだろうか。

期待を込めて一気に引き抜くと血が吹き出してきて顔にかかった。

('A`)「血は好きじゃないのに」

これは何て期待外れなんだろう。

君の傷と大好きな物を壊す過程が好きだったのに。



心臓の鼓動のように血がリズムを刻んで溢れ出していく。
自分がやったことだけれどもなんだかとても嫌な気分だ。



ドックンドックンのようです



( <●><●>)ブーン系小説総合案内所のようです
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