長岡速報

 
 
更新情報

ジョルジュ

Author:ジョルジュ
心母少女最終話更新
完結おめでとうございます。
08/03

新着記事+関連エントリー
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
作者
絵師
便利なサイト
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

( ^ω^)は惨劇に抗うようです。 其の四怪 

1 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:27:56.59 ID:hKiehRLL0
~今回出番がないAA達の雑談~

( ´_ゝ`)「なぁ、弟者?結局俺ってどうなったの?」

(´<_` )「作者に聞けよ。俺の知ったこっちゃない」

川#゚ -゚)「ええい!私の出番はまだか!?
     ほとんど目立ってないんだぞ、『役』なのに!」

(´<_`;)「俺なんて襲撃されて放置だぞ、死ぬだろ…」

(´・ω・`)「出番が多いのはこのショボン様さ!」

(;´_ゝ`)「お前おとなしい後輩キャラじゃないのか?」

(´・ω・`)「いや、一度言ってみたかっただけです」

(´<_`;)「まぁ、とりあえず本編入ろうぜ…」

ξ゚⊿゚)ξ「私…ここでも空気?」




4 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:30:13.59 ID:hKiehRLL0

秋の眩しい太陽が天頂から傾き始めた頃、
学園へと向かう坂道を上りつつ、カチカチとケータイのボタンを打つ女。
しかし、その容貌は明らかに高校生よりも上だろう。

('、`*川「これで、よしと」

女はメールを送信すると、満足げに呟いて坂道を登っていく。
――VIP学園へと。




~七不思議 其の四怪~





5 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:31:02.35 ID:hKiehRLL0

( ´ω`)「はぁ…」

物が乱雑に置かれた四畳半ほどの部屋、心霊研究会の部室。
そこで内藤は、1人深い溜息をついた。

部室とは言っても、
七不思議を追い始めてからは全然ここに居ることは無くなった。
以前はここで、ドクオと一緒に怪奇現象、霊について熱く語り合っていた。
そのための材料に、と本だけは大量に本棚にある。


――ドクオと一緒に。


その言葉が内藤の胸に刺さる。

( ´ω`)「ドクオ…」

ショボンは演劇部に行っているので、今日は1人きりだ。
兄者はあれ以来連絡が絶たれ、進展は無い。

学校内では行方不明だとか、引きこもりだとか色々言われているが
実際のところは誰もわかっていないようだ。



6 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:32:05.06 ID:hKiehRLL0

手詰まりを感じながら、机に突っ伏していると
不意にポケットの携帯が震える。

( ´ω`)「メール…誰からだお?」

宣伝だろう、と呟きながら携帯を開くと大学へ行った先輩からだった。
暇になると、たまに部活に顔を出しに来る。
内藤は活発で鉄砲玉のこの先輩は正直言って苦手だ。




7 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:32:20.14 ID:hKiehRLL0

=================
From:ペニサス先輩
To:boon.horizon.vip/dacomo.2ch.jp
Subject:無題
=================
本文:
今から行く。
茶を用意してなかったら メ几
                木又 す
         
          ‐END‐

=================

( ´ω`)「……」

( ゚ω゚)「おおぉぉぉぉ!!??」

メールを2,3回読み直してからやっと意味を把握した内藤は、
自販機へと全速力で走っていった。


8 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:32:45.12 ID:hKiehRLL0


校舎の2階の端。

('、`*川「さー、馬鹿後輩は元気かなー?」

ぺニサスは心霊研究会の部室の前で1人呟く。
ドアノブに手を掛け、開こうとしたその時――

( ゚ω゚)「そこの人どいてくれおおおおお!」

内藤が走った勢いそのままに突っ込んできた。






9 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:33:59.88 ID:hKiehRLL0
******************

('、`#川「ちゃんと前を見て走んなさいよ、まったく…」

(;#゚ω^)「申し訳ないですお…」

ぶつかる寸前にぺニサスは華麗に避けたので
内藤はあえなく部室のドアに顔面衝突した。

('、`*川 「ところで、もう1人の細っこい奴はサボり?」

きょろきょろと汚い部室を見回してから、ペニサスが問う。

( ´ω`)「ドクオは…病院ですお…」

('、`*川 「病院?風邪でもひいたって?」

ふぅ、と一つ溜息をついてから、内藤はペニサスに事の経緯を説明する。
部員を勧誘するために七不思議を調べ始めた事や、
ショボンやジョルジュが怪我をしたこと、そしてドクオが失明したことを。

('、`;川 「失明ねぇ…実際そんな事言われても実感わかないものだねぇ」

ペニサスは、内藤の買ってきたお茶のペットボトルを開けて一口含み、続ける。

('、`*川 「で?あんたはどうして、ここでウジウジしてんの?」

( ´ω`)「え?ショボンもドクオもいないから、どうしようもなくて…」


10 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:34:30.06 ID:hKiehRLL0

内藤が言い終わらないうちにペニサスが叫んだ。

('、`#川 「きりーっつ!!気をつけぇーい!」

(;゚ω゚)「はひぃい!」

突然の大声に驚いて立ち上がる内藤。

('、`#川「心霊研究会たるもの!一つの謎を追ったなら!」

('、`#川「解決するためには、黒い悪魔Gのごとく這いずり回り!
      1人きりだろうと、最後まで解決すべし!分かったか!」

(;゚ω゚)「はいいぃぃ!」

('、`*川 「分かったなら良し!座れ!」

内藤はがたん、と力が抜けたように勢いよく椅子に座った。

(;^ω^) 「びっくりしたんですお…」

('、`*川 「確かにドクオに怪我させたのはあんたのせいかもだけど、
      ドクオも解決するのを望んでるんでしょ?」



11 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:35:09.60 ID:hKiehRLL0

('、`*川 「だから、『やめろ』って言わないで『気をつけろ』って言ったんじゃないの」

ドクオを怪我させたけど、解決する事はドクオのためでもある。
内藤はその考えに気持ちが少し軽くなった気がした。

( ^ω^)「おっ、そうですおね…」

('、`*川 「さて。落ち着いたところで七不思議の話でもしようか」

(;^ω^)「え?さっきので七不思議の話は全部ですお」

('、`*川 「いや、さっきの話聞いてて思い出したことがあるから。
      それにどうせ今日は何もしないんでしょ?聞きたい、よね?」

ペニサスの言葉には有無を言わせぬ響きがあった。

(;^ω^)「はい!是非聞きたいですお」

('、`*川 「…これは私達が一年生の頃の話なんだけどね」



14 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:37:30.29 ID:hKiehRLL0
――――――――――今から4年前――――――――――

心霊研究会の部室に4人の人影が忙しなく動いている。

(‘_L’)「ペニサス!例の廃墟の件はどうなった?」

('、`*川 「はい!近所の糞餓鬼共の悪戯だったようなんでシメときました!」

(‘_L’)「よし!次、シーン!UFOの件はどうなった?」

( ・-・ )「…本当だった」

(‘_L’)「おk!デミタス!なんかペニサスと発音似てない?」

(;´・_ゝ・`)「部長、最初から俺の働きに期待はしてくれないんですか!?」

そして一通り聞いた後にフィレンクトが再び叫ぶ。

(;‘_L’)「っておおぉい!?シーン!本当かそれ!?」

( ・-・ )「インドネシアンジョーク」

3年生の部長、フィレンクト先輩。
2年生のデミタス先輩と、シーン先輩。

1年生はペニサス1人だったが、楽しい部活だった。



15 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:38:13.33 ID:hKiehRLL0

天然の部長と言動の良くわからないシーンに
いつもペニサスとデミタスが突っ込みを入れて、笑いあうような。

楽しい部活だった。
『七不思議』にかかわるまでは。


16 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:39:26.95 ID:hKiehRLL0

その日も収穫なしで、がっくりと肩を落とすフィレンクト。
ぽんぽん、と頭を優しく叩くペニサス。

(;‘_L’)「やっぱり、心霊現象とか不思議なことなんて普通に転がってるわけないか」

( ・-・ )「部長が起こせばいいじゃないですか」

(;´・_ゝ・`)「どっかのラノベの登場人物じゃないんだから」

(‘_L’)「いや…それだ!」


(;´・_ゝ・`)「…え?」('、`;川

(‘_L’)「不思議なことが無いなら、俺らで起こせばいいんだよ!!」

('、`;川 「それ…意味無いと思うんですが…」

よっしやるぞー、と人の話しを聞かずに一人でやる気になる部長を尻目に、
デミタスとペニサスは、それはそれは深い溜息をついた。



17 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:41:38.40 ID:hKiehRLL0

次の日、部活に顔を出すと同時に部長が一言。

(‘_L’)「さぁ!考えるぞ皆!」

( ・-・ )「部長、主語を補ってください」

(´・_ゝ・`)「ギャグですか?ぶっちゃけ意味が分からないし笑えません。」

冷淡に返す2人。
もはやこの流れは固定である。

(;_L;)「ねぇ、泣いていい?」

数分後
ペニサスの慰めもあって、復活したフィレンクトは話を続ける。

(‘_L’)「俺は昨日、家に帰ってから考えた。なんとか不思議現象を起こせないかと」

( ・-・ )「足りない頭で考えたんですね。分かります」

(‘_L’)「そして気付いた。無いなら起こせばいい!俺らが伝統を作ればいいんだと」

( ・-・ )「厨二病乙」

(‘_L’)「だから!学校の七不思議を俺らで作って末代まで残そう!」

( ・-・ )「マンドクセ」



18 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:42:57.78 ID:hKiehRLL0

(;_L;)「ねぇ!シーン、俺の事絶対嫌いでしょ!?」

( ・-・ )「まぁ否定はしませんし、できません」

慌ててペニサスが止めに入る。

('、`;川 「まぁまぁ。で、皆で七不思議を考えようということですね?」

(;_L;)「ひっく、えぐぅ。そう…」

(;´・_ゝ・`)「とりあえず泣き止んでください。分かりましたから」

さらに話をまとめると、もう自分でネタを考えたノートを作っているので、
それの中で、選んで七つを実行しようということらしい。

('、`*川 「それなら簡単じゃないですか?」

(´・_ゝ・`)「どうせ皆暇ですから、すぐ出来そうですね」

そうして、机の真ん中にノートを広げて皆で七不思議を考えた。
そのノートは、その後、フィレンクトが保管していたらしい。




19 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:44:15.53 ID:hKiehRLL0

しかし、その数日後。
事件は起こった。
いや、事件は始まった、と言ったほうが正確だろう。

(‘_L’)「皆!大ニュースだぞ!七不思議が既にあるらしい!」

( ・-・ )「な、なんだってー」

('、`*川 「私達の苦労が水泡に帰したってのに、なんで喜んでるんですか部長は」

(;´・_ゝ・`)「シーン、無表情で言うなよ…」

(‘_L’)「とりあえず、皆で調査だ!」

(´・_ゝ・`)( ・-・ )「おー!!」('、`*川



20 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:45:01.88 ID:hKiehRLL0

最初の謎は、演劇部に関するもので簡単に解けた。
あとから、試すための芝居だったと聞かされた。

(‘_L’)「この調子なら七不思議なんて全部楽に解けるんじゃないか?」

(´・_ゝ・`)「心霊研究会なのに探偵みたいになってますよね」

( ・-・ )「自分の才能が、怖い…」

('、`;川 「シーン先輩、もっと働いてからその台詞言ってください」

皆調子に乗っていた、と
そう言わざるをえなかっただろう。



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/16(日) 21:45:36.92 ID:hKiehRLL0

('、`;川 「スミマセン、不注意で…」

(´・_ゝ・`)「骨折だって?お大事にね」

二つ目から、おかしくなっていた。

(;‘_L’)「柱が倒れてきた!?」

( ・-・ )「誰かに…刺されて…」

校庭のネットの柱が倒れたり

通り魔に、襲われたり

そして――




22 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:45:56.18 ID:hKiehRLL0

――――――――――――――――――――――――――

('、`*川 「そして――フィレンクト先輩は、殺された」

('、`*川 「包丁で滅多刺し。犯人は最初は分からなかったけれども、
      警察は同じ時期に逮捕された男のせいで片付けたわ」

(;^ω^)「じゃあ、七不思議を解いたら死ぬっていうのは…」

('、`*川 「恐らく。私達の世代が発端でしょうね」

(;^ω^)「内容もその七不思議と似てますお」

('、`*川 「まぁ、これは私の仮説だけど、何年かに一度『七不思議』
     が実行されて、恐らく死人も出る可能性がある」

('、`*川 「だから、解決するだけじゃなくて、止めてほしい」

ペニサスが言い放った言葉の裏には、実際の体験に裏付けられた
恐怖が、願望が、そして少しの内藤への期待が込められていた。



23 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:46:26.24 ID:hKiehRLL0

('、`*川 「じゃ。私の話はそれだけよ」

( ^ω^)「ありがとうございましたお…」

('、`*川 「うん、なにかあったら言いなさいよ。一応先輩なんだから
      あと、これ。フィレンクト先輩のノート」

ペニサスはそう言って、
少し黄ばんだノートをバックから取り出し、内藤へ差し出す。

(;^ω^)「えっ!?なんで持ってるんですかお?」

('、`*川 「私以外に、先輩がいなくなったからよ」

それだけ言って、ペニサスは部室を出て行った。



24 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/16(日) 21:46:45.57 ID:hKiehRLL0

( ^ω^)「…フィレンクト先輩、か」

参考にさせてもらいますお。
と一言呟いた後、ペラペラと捲ってみる。

と、あるページで内藤は手を止める。

( ^ω^)「これは…」


外にはいつの間にか冷ややかな月が、学園を照らしていた。


~了~


其の五怪へ繋がる


コメント















 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
 
http://georgenagaoka0807.blog87.fc2.com/tb.php/185-93e9410b
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。