長岡速報

 
 
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ジョルジュ

Author:ジョルジュ
心母少女最終話更新
完結おめでとうございます。
08/03

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( ^ω^)は惨劇に抗うようです 其の二怪 

3 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 22:36:13.44 ID:InRTS0St0

~七不思議 其の二怪~

午前零時

誰もいない学校の校舎は昼間とは違い、静まりかえった廊下や教室が暗い影を落としている

一つの影が、[調理室]と書かれた教室から廊下へと歩いていく

(   )「影は、全てを隠す」

(   )「黒いものはよりその身を暗く」

窓から細く差し込む月光に照らされ、女のシルエットが2つ薄く浮かび上がる

ξ  )ξ「そして動き出した歯車は止まらない」(   )



*******( ^ω^)は七不思議を解くようです。*******
原作:( ^ω^)ブーン系小説の没ネタを公開しあうようですスレより
「( ^ω^)は惨劇に抗うようです。」ID:VLKt3c/V0氏





4 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 22:38:10.23 ID:InRTS0St0
~七不思議 其の二怪~

”イイノカイ?ホイホイニドネシチマッテ…アッー!!”

( ゚ω゚)「アッー!!」

( つω`) 「ふああぁぁお、もう6時かお…」

午前6時00分
他の学生より少し早い時間に携帯のアラーム音で内藤は夢の世界から現実へ引き戻される

( ^ω^)「おっ!今日も絶好調だお!」

昨日ショボンから七不思議の話を聞いてからは
一旦解散と言う流れになりあの後全員家に帰った。
「明日から何が起こるかわからないから」というショボンの意見もあり
ゆっくり休んで備えようということだ

そして一夜明けた内藤は、昨日の事を頭の中で反芻しながらの朝を迎えていた

( ^ω^) 「えっと…とりあえず今日は放課後ショボンのところに集合して聞き込み、かお」

よし。と1人で頷き今日の予定を確認。もはや授業をまともに受ける気はない
身支度を済ませて1階の食堂へと降りていく





5 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 22:40:21.98 ID:InRTS0St0
VIP学園は丘の中腹という立地のため下のほうに下宿している生徒も多く
内藤もそのうちの1人である

( ^ω^)「おばちゃーん!朝ごはんお願いだお!」

(゜д゜@「あらやだ、内藤君起きてくるの早いわねー。今準備するから待ってて」

(;^ω^)「おっ!少し急いでほしいお!」

ツンはなぜかいつも内藤を迎えに来る
本人曰く『この時間他に起きてる人がいない』そうだが
内藤にとっては強制的に朝早く起きさせておいて散々な言い草である

しかし以前寝坊して巻き添えでツンまで遅刻させ
全治1週間の重症を負った内藤にとっては死活問題だ

ξ゚⊿゚)ξ 「内藤ー。早く準備して出てきなさーい?包囲されてるわよー?」

噂をすれば、である





6 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 22:42:15.75 ID:InRTS0St0
(;^ω^) 「待ってほしいお!まだ6時30分だお!それに僕はまだ朝飯食べてないお!」

(゜д゜@「あら、ツンちゃんも朝ごはん食べていかないー?」

ξ゚⊿゚)ξ「私はダイエットちゅ」

ツンが言いかけた瞬間
グゥ、という音でツンのお腹は自己主張する

ξ////)ξ「やっぱり、いただきます…」

(゜д゜@「あらあら、じゃあ2人分持ってくわね」

( ^ω^)「ダイエットそんな簡単にやめていいのk」

ξ////)ξつ゚ω゚)「ごべぅっはぁ!!」

ξ#゚⊿゚)ξ「それ以上言ったらコロス」

(;#゚ω^)「はい…」

(゜д゜@「ご飯できたわよー」

2人はおばちゃんに「青春ねぇ」などと言われつつ
簡単な朝食を済ませて内藤の下宿先一緒に出る



8 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 22:44:37.31 ID:InRTS0St0
ξ゚⊿゚)ξ「まったく朝からあんたのせいで恥かいたわ」

(;^ω^)(どう考えても僕のせいじゃないですほんとうにry)

ξ゚⊿゚)ξ「なんか言った?」

(;^ω^)「ナンデモナイデス」

ξ゚⊿゚)ξ「そういえばアレどうなったの?七不思議とかってやつ」

( ^ω^)「おっ?珍しいおね?ツンが心霊研に興味持つなんて。もしかして入部…」

ξ#゚⊿゚)ξつ゚ω゚)「だしまきたまごっ!!」

ξ#゚⊿゚)ξ「べ、別にそういうわけじゃなくて。ちょっと気になっただけよ」

(;#゚ω^)「分かったから殴んないでくれお…」

ξ#゚⊿゚)ξ「もうちょっとデリカシーってものを学びなさいよまったく…」

(;^ω^)「おっおっ!着いたお!また後でー!」

内藤はツンのお小言から逃げ出すように自分のクラスへ走っていった



9 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 22:46:13.20 ID:InRTS0St0
ξ゚⊿゚)ξ「……七不思議、か」

残されたツンは1人呟きゆっくりとクラスへ向かっていった

――3の2:ブーンのクラス――

( ^ω^)「今日もテストとか、たるいんだお…」

('A`)「蛆虫再び」

(;^ω^)(ドクオ蛆虫案外気に入ってるのかお?)

('A`)「さ、今日もちゃっちゃと終わらせてショボンのとこ行こうぜ」

( ^ω^)「そうだおね。テストなんて怖くない!」

やる気だけは満々でテストに望む二人
しかし、やはり『やる気だけ』でどうこうなる問題ではない

( ;ω;)「おおぅ…」

('A`)「ウジダシノウ」

ξ;゚⊿゚)ξ「なによこの黄金パターン…」


10 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 22:48:10.89 ID:InRTS0St0
内藤達が悲惨なテスト結果に涙している頃
校舎2階、2の3の教室

(´・ω・`)「ふぅ。とりあえず20番内はいったかな」

(;=゚ω゚)ノ「マジかょう、相変わらずショボンは頭いいんだょう」
  _
(;゚∀゚)「おーい!ショボン!ぃょう!たい、へんたい!」

(´・ω・`)「変態?ジョルジュ、自虐は良くないって」
  _
(;゚∀゚)「ちげーよ!大変なんだよ!俺の俺の机に・・・」

(=゚ω゚)ノ「落書きは自分でしたんだろぅ?」
  _
(*゚∀゚)「ちげーって!俺の机に、ら、ら、らラヴレターが入ってたんだよ!」

(´・ω・`)「ついに脳にまで変態菌が繁殖したか…」

(=゚ω゚)ノ「幻覚が見えたら終わりだって聞いたょぅ!近寄るなょぅ」
  _
(#゚∀゚)「だから!本当だって!ホラ見ろって!」

ジョルジュは可愛らしい封筒に入った便箋をブレザーの内ポケットから取り出す
その便箋にはただ一文。

『今日の放課後屋上に来てください』

とだけ書いてあった
文字から見て十中八九女子だろう


11 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 22:51:26.49 ID:InRTS0St0
  _
(*゚∀゚)「きっとシャイな娘だから名前すら書けないんだって!」

(;´・ω・`)「うーん。どうやら本当みたいだね…」

(;=゚ω゚)ノ「き…奇跡だょぅ」

  _
(*゚∀゚)「じゃ俺は行くぜ!未来のスイートハニーが待ってるから!」

うっひょーと奇声を発し
腕を振りながらジョルジュは階段へと走っていった

ジョルジュが通るところは人ごみが向こうから避けていく


(;´・ω・`)「…僕はもう少し残るよ。用事があるからね」

(;=゚ω゚)ノ「お…俺は帰るょぅ」

ぃょぅはよっぽどジョルジュに来たラブレターショックがだったのか
ヨロヨロとおぼつかない足取りで帰っていった。





12 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 22:53:09.49 ID:InRTS0St0

――屋上――
  _
(*゚∀゚)「マーイスイートハニー♪」

ジョルジュは歌いながら屋上に来ていた
しかし屋上には人影はない
  _
(*゚∀゚)「まだ来てないのかなハニー…ん?」

ジョルジュは屋上を見回す

―と、端のほうの一角に目をやり、そこへ足を運ぶ

  _
( ゚∀゚)「あちゃーここ金網壊れてるし、危ねぇなぁ」

  _
(*゚∀゚)「はっ!ここに呼んで『そこは危ないよハニー』『いやんジョルジュ君優しいー』みたいな展開か!?」
  _
(*゚∀゚)「やっべ俺天才www」

などと1人芝居をやっていると
後ろに人の気配を感じ、ジョルジュは振り返る

  _
(*゚∀゚)「やぁ愛しのマイスイート…」

  _
(;゚∀゚)「ハ…ニー…?」


15 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 22:55:30.67 ID:InRTS0St0
――ジョルジュが屋上に着く数分前――

2の3のドアが勢いよく開く

( ^ω^)「ショボン来たおー!!」

('A`)「うーじがキーたーうーじが来たーどこに来たー」

(´・ω・`)「あぁ、どうも」

ショボンは昨日の席の1つ前の席にいた

( ^ω^)「また倒れてるんじゃないかとドキドキしたお」

(´・ω・`)「だから昨日のは演技ですって」

('A`)「とりあえず安心したよ」

(´・ω・`)「だから昨日のは演技だって何回言わせんだぶち殺すぞ」

('A`)(俺最近全体的に扱いひどくね?)

(;^ω^)「と、とりあえず聞き込みだお!」



16 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:00:14.39 ID:InRTS0St0

内藤の一言で3人は教室から出ようとした
――その時だった

『ぐわああああぁぁぁあ』

悲鳴が上の方から聞こえた――



18 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:02:48.06 ID:InRTS0St0
(;^ω^)「 !!!???」('A`;)

(;´・ω・`)「ジョルジュの声!?」

ショボンが真っ先に教室を飛び出す
少し遅れて事態を理解できない2人がショボンの後を追う

階段を2段飛ばしで駆け上がるショボン

(;^ω^)「ショボン結構足早いお」

その後を文化部にしては足の早い内藤が追う。

(;'A`)「運動神経もあるとか、顔以外モテ要素完備かよ…」

一段一段登るのすら辛いドクオが更に後を追う
ショボンはドクオからは見えないほど先へ走っていっている

(;^ω^)「やっと着いたお…」

(;'A`)「俺、もう、駄目…」

内藤がは屋上への扉に手を掛ける
ドクオも息を切らしながら追いついてきた

扉を開くとそこには――



19 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:04:57.40 ID:InRTS0St0
  _
(  ∀ )

血だらけのジョルジュが
金網に寄りかかるように

(´ ω `)

血だらけの果物ナイフを持ったショボンが
金網の前に

夕日に長い影を伸ばして立っていた


異様な光景に呆然としていた内藤とドクオだったが
ショボンにゆっくりと近づきながら話しかける

(;^ω^)「ショボ…ン?」

(´ ω `)「…くじゃ…い」

(;'A`)「おい!ショボン!!」

(´゚ω゚`)「僕じゃない!!」

ショボンは叫んでナイフを投げ捨てると校舎へと走り去っていく



20 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:06:47.09 ID:InRTS0St0

(;^ω^)「ショボン!!」

(;'A`)「内藤!ショボンを追いかけろ!この2年は俺がなんとかする!」

(;^ω^)「わかったお!!」

内藤も校舎へと全速力で駆け出す

(;'A`)「お前、ちょっと待ってろよ?」

ドクオはジョルジュにそう言って119番をしてから職員室へ向かう

  _
(  ∀ )「…しょ…なく…つ…お…え…」

残されたジョルジュは言葉にならない声で呟いた





22 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:09:11.31 ID:InRTS0St0
(;^ω^)「待つお!ショボン!」

ショボンを追って校舎の中を走り回っていたが
2の3の教室にショボンが逃げ込んだ

(´;ω;`)「僕じゃない僕じゃないジョルジュ・・・」

泣きながら教室の隅で呟いている

(;^ω^)「大丈夫だお。僕たちはショボンを疑ったりしないお」

(´;ω;`)「でも、でも、あああああぁぁぁ」

再び泣き出したショボンはしばらく泣き止むことはなかった


23 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:11:52.17 ID:InRTS0St0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
次の日、内藤はツンに事情を話しながら一緒に登校していた

昨日はなんとか落ち着いたショボンから大体の事情を聞き
先生達に送られて解散となった
あの2年生―ジョルジュは命に別状はないそうだ

内藤たちの証言や状況からショボンの疑いも軽くなった
だが、完全に疑いが晴れた訳ではない

ξ;゚⊿゚)ξ「ショボン君大丈夫かしら…」

( ^ω^)「きっと大丈夫だとは思うお。ショボンはしっかりしてるし…その」

ξ゚⊿゚)ξ「そうね…あんたと違ってね。でもその話と同じような話1年生で聞いたわよ?」

( ^ω^)「お!?本当かお!kwsk話してほしいお」




24 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:14:05.83 ID:InRTS0St0
ξ゚⊿゚)ξ「調理部の1年生から聞いたんだけどね」

ツンの話を要約すると
今回のジョルジュと同じように手紙で呼び出された1年生が放課後に屋上へ行くと
金網が倒れてきたとの事だった

(;^ω^)「無事だったのかお!?」

ξ゚⊿゚)ξ「どうやら軽い怪我で済んだようだったからただの事故って事みたいだけど…」

確かに似ている
では同じ人物が手紙を作ったのだろうか
内藤は頭の隅で考えたが答えは出なかった

ξ゚⊿゚)ξ「それで、昔なにかあったんじゃないかとか祟りとか言ってるから」

(;^ω^)「……」



25 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:16:47.98 ID:InRTS0St0

――その日の放課後――

('A`)「そうか…ツンがそんな話を…」

( ^ω^)「ドクオはどう思うお?」

ショボンは学校には来ているようだが
今日は2人とも気遣って3年の教室で話していた

('A`)「単刀直入に言えば、ツンが怪しいな」

(;^ω^)「いやいやいや!なんでそこでツンなんだお!」

('A`)「考えても見ろよ。なんでこのタイミングで都合よくそんな話が出るんだ」

(;^ω^)「う…」

('A`)「ツンが怪しいのは明確だ。『役』の可能性もあるだろ」



26 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:18:52.81 ID:InRTS0St0

内藤はドクオの推理は最もだと思う
しかしそうするとツンがジョルジュを刺したという事になる
それはどうしても信じられない

(´・ω・`)「じゃあ調理部に行って直接聞きましょうよ」

ドアが開き、ショボンが顔を覗かせる

(;'A`)「おい、お前大丈夫なのか?」

(´・ω・`)「えぇ。昨日より大分落ち着きましたし」

確かにまだ顔は多少蒼いが昨日に比べれば元気はあるようだ
だがあくまでも昨日に比べれば、である

(;^ω^)「でも調理部に行ったら逆に喋ってくれないんじゃないかお?」

(´・ω・`)「でも質問して反応が見られれば嘘かどうかは見当つく可能性はありますよ」

('A`)「決まりだな」

内藤が押し切られる形で3人は調理部へと向かった




27 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:20:41.20 ID:InRTS0St0
[調理室]

ξ゚⊿゚)ξノパ⊿゚)(゚-゚ 川 爪゚A゚)从リ ゚д゚ノリζ(゚ー゚*ζワイワイガヤガヤ


(;^ω^)「どうみても女の園です本当にry」

('A`)「…ゴクリ」

(;´・ω・`)「僕がいきますよ」

ショボンが数回ドアをノックして調理室へ入る

(´・ω・`)「すみませーん」

ξ゚⊿゚)ξ「あらショボン君。と内藤じゃない」

ζ(゚ー゚*ζ「内藤君久しぶりー」

(*^ω^)「おっおっデレちゃん久しぶりだお」

('A`)(ツンが2人…だと…?)

ξ゚⊿゚)ξ「あらどk…蛆もいたの?」

ζ(゚ー゚;ζ「呼び方可哀想だね…」

(;´・ω・`)「あのそちらの方は…?」



28 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:22:21.25 ID:InRTS0St0
困惑するショボンとドクオに内藤が説明を入れる

( ^ω^)「おっデレちゃんはツンの双子の妹だお」

('A`)「学校で会ったことがないんだが」

ζ(゚ー゚*ζ「体が弱くてあんまり学校来てなかったから…」

ξ゚⊿゚)ξ「まぁいいじゃない。で、何の用?摘み食いならお断りよ」

男3人が一斉に口ごもる

(;^ω^)「その…あの…」

一呼吸置いてから

(;^ω^)「ツ('A`)「昨日ジョルジュが屋上いた時間どこにいた?」

ドクオが割って入る。

(;゚ω゚)「ちょドクオ!」

ブーンが言った瞬間
明らかに調理室の空気が殺気だったものに変わった

(;'A`)(あれ?もしかしなくても俺地雷踏んだ?)



29 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:24:05.35 ID:InRTS0St0

と、いきなり2年生の1人がドクオに掴み掛かる

ノハ#゚⊿゚)「貴様ぁああ!ぶち殺すぞガリ男おおぉぉぉ!!!」

ξ ⊿ )ξ「やめなさい。ヒーちゃん」

ノハ#゚⊿゚)「しかし!コイツは事もあろうに!部長を疑っているのですよ!!」

ξ ⊿ )ξ「やめなさい」

少し苛立ったようなツンの声でヒーちゃんと呼ばれた2年生は
舌打ちをしてドクオから離れた

ξ゚⊿゚)ξ「残念ながら昨日は調理部は休みだったわ。全員にアリバイなしよ」

(´・ω・`)「そうですか。すみません。お手数かけて」

では失礼しました。そう言ってから
部員に一回ペコリと頭を下げ、ショボンは2人を引き連れて調理室を出た




30 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:27:55.17 ID:InRTS0St0
(´・ω・`)「ふぅ。ドクオさん空気嫁」

(;'A`)「正直スマンかった」

(;^ω^)「ビックリしたお…」

と、3人が安堵の息をつきながら歩いていると
後ろからデレが追いかけてきていた。

ζ(゚ー゚*ζ「さっき先生からも同じ事を聞かれて皆カリカリしてたの。ごめんね」

(´・ω・`)「いえ、この蛆が悪いんですから」

(;'A`)「なんか、ごめんなさい」

それだけ言うとデレは調理室へ戻っていった



32 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:30:07.73 ID:InRTS0St0
(;'A`)「はー。しっかしビックリした」

( ^ω^)「自業自得だお」

内藤とドクオが下駄箱で靴を履き替えながら会話しながら
内藤は携帯電話を見る

( ^ω^)「おっショボンからメールだお」

('A`)「なんだって?」

( ^ω^)「15分前?気付かなかったお」

メールを開いた瞬間内藤の目の色が変わる

( ゚ω゚)「おっ!!」

叫んですぐに上靴に履き替えて走り出す

(;'A`)「なんなんだってんだよー!!!」

ドクオも焦って後を追って走り出そうとしたが
ふと考え直し、別の方向へと向かう


34 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:32:09.75 ID:InRTS0St0

=================
From:ショボン
To:boon.horizon.vip/dacomo.2ch.jp
Subject:無題
=================
本文

下駄箱に手紙が入ってたので
ジョルジュの仇を討ってきます

    ‐END‐

=================



35 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:37:05.45 ID:InRTS0St0

(;^ω^)「はぁ、はぁ…」

内藤は走った、走った
途中でぶつかった先生や生徒、置いてきたドクオも気にせず

「貴様さっきの連中のおおおぉぉ!」

などと聞こえたが気にしてる暇なんかない

(;^ω^)「ショボン…間に合ってくれお」

ショボン程の速さはないが自分も脚には自信がある
しかし足りない。もっともっと速く
ショボンを助けなくては――




36 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:39:15.81 ID:InRTS0St0
――内藤、ドクオが下駄箱に着く数分前

(´・ω・`)「さて。ジョルジュのハニー(笑)はいるのかな?」

ショボンはすでに屋上へと続く扉へと来ていた
ふざけた口調ではあるが、心は暗く激しく燃えている

(´・ω・`)「一応メールは送っておくか」

内藤へメールを打ち、送信する

(´・ω・`)「あんまり先輩には関わってほしくないんだけど…」

ジョルジュの仇は『僕が』討つ
ショボンはそう誓ってここまで来たのだ

(´-ω-`)「行くか」




37 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:41:18.58 ID:InRTS0St0
屋上の扉を開ける
――誰もいない
ただ昨日と同じ夕日がショボンを照らす

(´・ω・`)「呼び出しておいて誰もいないとは。おちょくってんのかね」

しかしそれでも警戒は緩めない

――と、金網に一部壊れているところを見つける

(´・ω・`)「これがツン先輩の言っていた…」

そこまで一旦行ってから
踵を返し戻ろうとするとカツン、と足に何かが当たったのを感じた
刹那、顔に何かが迫るのを最後にショボンの意識は途切れた



38 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:43:11.23 ID:InRTS0St0
(;^ω^)「はぁはぁ…。」

内藤は屋上に来ていた
しかしショボンの姿はない

(;^ω^)「どうなってんだお…?」

気付くと下がやけに騒がしい
人の声、サイレンの音

――サイレンの音?

(;^ω^)「まさか…」

金網越しに下を見る
嫌な予感が的中していることを自らの目が脳へと伝える

(;^ω^)「ショボン…」

よく知る後輩の名前の刻まれたプラスチックの名札が
壊れた金網の支柱の下に落ちていた

そしてその名札に絡みついた髪の毛は
内藤を絶望させるのに充分な破壊力を持った


巻き毛だった――


40 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:45:32.96 ID:InRTS0St0
ショボンは屋上から転落はしたものの
奇跡的に木の上に落ちたおかげでそこまで酷い怪我ではなかった
しかししばらく学校には来れないそうだ

( ´ω`)「もう、ツンを疑うしかないじゃないかお…」

内藤はいつもよりもさらに早い時間に起きて学校へきていた
ツンと会っても疑いの言葉しか出ない

('A`)「だから言っただろ?最初からツンが疑わしいって」

(;^ω^)「でもデレもありえるお!」

('A`)「俺はお前が走って行ったのは七不思議関係だと思ってすぐにツンの所在を確かめに行った」

('A`)「だが、残っていたのは爪゚A゚)从リ ゚д゚ノリζ(゚ー゚*ζノパ⊿゚)の4人だったよ」

(;^ω^)「つまりデレはありえない、と?」

('A`)「もう分かっただろ?あとはツンに『役』を聞いて先公にチクって」

ため息をついてから

('A`)「終わりだよ」

ドクオが言い放った言葉がどうしても腑に落ちない
ツンがいなかった?4人?何かが引っかかる



41 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:50:31.97 ID:InRTS0St0
(;^ω^)「やっぱりおかしいお」

('A`)「なにがだよ」

(;^ω^)「ツンは犯人じゃないかもしれないお!」

('A`)「あのな内藤、信じたくないのは(;^ω^)「違うお!」

(;^ω^)つξ「この、僕が拾った巻き毛だお」

('A`)「だからこそ、だ。巻き毛なんてツンとデレしかいないだろ」

(;^ω^)「違うお!この髪は黒いんだお!」

(;'A`)「え?」

(;^ω^)「ツンは…金髪だお」

(;'A`)「おいおい待てよ。じゃあ振り出しに戻るのか?」

(;^ω^)「いや、ドクオはさっき誰が調理室にいたって言ったお?」

(;'A`)「爪゚A゚)从リ ゚д゚ノリζ(゚ー゚*ζノパ⊿゚)の4人だ」

(;^ω^)「それだとありえないんだお」



44:>>33>>39読んだ事ないです(><) ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:54:13.94 ID:InRTS0St0
内藤は熱に浮かされたように続ける

(;^ω^)「僕はショボンのところに行く時確かに聞いたんだお」

『貴様さっきの連中のおおおぉぉ!』

(;'A`)「それって『ヒーちゃん』だよな」

(;^ω^)「それならドクオが行ったときに『ヒーちゃん』がいるはずないんだお」

(;^ω^)「例えば『ヒーちゃん』がカールアイロンを使ったら?」

ノパ⊿゚)+ξ=ξ゚⊿゚)ξ

(;^ω^)「しかもいつも呼び出すのは放課後」

――『今日の放課後屋上に来てください』

――今回のジョルジュと同じように手紙で呼び出された1年生が
放課後に屋上へ行くと金網が倒れてきた

(;'A`)「夕日で影ができれば咄嗟に髪色なんて分からないよな…」



46 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:56:04.22 ID:InRTS0St0

川 ゚ -゚)「ふむ。馬鹿かと思えばそこまでではないようだな」

いつの間にか、教室の入り口に少女が立っていた

('A`)「あんた…確か調理部の2年の」

川 ゚ -゚)「ふむ。素直クール。まぁ『クー』でかまわん」

(;^ω^)「なんの用だお?」

川 ゚ -゚)「部長と実の姉が傷害罪で疑われたら気にするだろう?」

( ^ω^)「実の姉って『ヒーちゃん』かお?」

川 ゚ -゚)「ふん。呼び方は気に入らんがそうだ。素直ヒートという」

教室の中に入ってこちらへ歩いてくる


47 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/03(月) 23:58:19.46 ID:InRTS0St0

川 ゚ -゚)「今日の放課後。屋上で待とう」

(;^ω^)「!!!???」('A`;)

川 ゚ -゚)「本当の来た理由はそれだけだ。今の話を聞いたのは偶然だから気にするな」

クーは本当にそれだけ言って帰っていった

('A`)「告白フラグか…」

( ^ω^)「いや、明らかに死亡フラグだお」



48 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/04(火) 00:00:16.90 ID:xH/tD3qS0
その日は、内藤には放課後までの時間がとても短かったように感じた
ドクオも同じである。

( ^ω^)「なんか、こんなに放課後が待ち遠しくなかったのは初めてだお」

('A`)「電気椅子に座る前の死刑囚ってこんな気持ちなのかな」

2人はなるべくゆっくりと夕日の影の落ちる屋上へと階段を上っていく
不安と恐怖からか口数は少ない

しかしそれでも屋上に向かうのは探究心ゆえか
それとも友人を手に掛けられた怒りからか

それは本人達にも分かってはいないのだろう

( ^ω^)「覚悟はいいかお?」

('A`)b「もういつでも死ねる」

内藤が先に立ち、屋上の扉を開ける
と、そこには2つの影

川 ゚ -゚)「ほぅ。ちゃんと来たか。意外だな」

ノパ⊿゚)「まさか、お前らが『解いてる』人間と走らなかったぞ!」



49 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/04(火) 00:02:05.40 ID:xH/tD3qS0
( ^ω^)「『解いてる』ってのは七不思議を、ってことでいいのかお?」

川 ゚ -゚)「あぁ。その通りだ」

('A`)「で、俺らを呼び出した理由は?」

ノパ⊿゚)「種明かしをするためだぞ!!」

そう言って、2人は持ってきていた荷物を
ごそごそとあさり、中から1つの鬘を取り出す

ノパ⊿゚)「これをかぶると」

ξパ⊿゚)ξ「まぁ今日は時間がなかったから鬘だ!はみ出てるのは気にするな!」

川 ゚ -゚)「いつもは君らの考え通りカールアイロンだ」

(  ω )「じゃあ、なんでジョルジュとショボンにあんな事したんだお?」

川 ゚ -゚)「うむ。それを説明せねば納得はしてくれないだろうな」

そしてヒートが語り始めた

ノハ ⊿ )「『役』が始まってから、最初はショボンに悪戯をするつもりだったんだよ」




50 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/04(火) 00:04:04.75 ID:xH/tD3qS0
それは、ショボンの『役』が終わったすぐ後くらいだろうか
『そいつ』は突然素直姉妹の前に現れた

从   从「あなた達『役』でしょ?」

从   从「『役』なのに『解いてる』側になってるやつに制裁加えない?」

ずっとそんなことを素直姉妹に言ってきていた
しかし諦めたのか、いつのまにか現れなくなった


51 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/04(火) 00:06:06.56 ID:xH/tD3qS0

川 ゚ -゚)「といった感じでな。最初は気にも掛けてなかったんだが」

ノパ⊿゚)「だんだん怖くなってなショボンを脅かすだけはしようという話になった」

内藤が何か言いかけたが、クーが制止する

川 ゚ -゚)「ジョルジュはショボンの後ろの席だったから間違えて手紙が渡った」

('A`)「それじゃ本物のナイフで刺した説明にはならんぞ」

クーはふと俯き

川 ゚ -゚)「恐らく掏りかえられてたんだよ、その謎の奴にな」

そこヒートが割り込む

ノパ⊿゚)「確かにおもちゃのナイフのはずだったんだ…」

ノハ;⊿;)「なのに!ジョルジュからは血が出て、訳が分からなくなって!」

そのまま泣き崩れるヒート
それを気遣うようにクーがポンと頭を叩く



52 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/04(火) 00:08:04.77 ID:xH/tD3qS0

川 ゚ -゚)「ショボンの件に関しては私は関係してない」

(;^ω^)「でも巻き毛がショボンの名札についてたお」

ノハ;⊿;)「私がジョルジュの件の後会いに行ったんだ。下駄箱で理由を話してその時髪が絡まったんだよ」

ノハ;⊿;)「でも下駄箱に入ってた手紙は知らないんだ!」

おそらく2人の様子から本当だろう

川 ゚ -゚)「まぁ実際人を刺したのも、部長に罪をかぶせようとしたのも事実だ」

川 ゚ -゚)「私が罪を負うさ」

ノハ;⊿;)「でぼ!ねえ゙ざんにつびはない!!わだじが!」

川 ゚ー゚)「知ってて止めなかったのは私さ。罪がない訳ないだろう」




53 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/04(火) 00:10:04.01 ID:xH/tD3qS0

――空気をぶち壊すように誰かの携帯が鳴った

(;'A`)「すまん…」

ドクオは隅のほうで電話で話している


( ^ω^)「とりあえず…警察かお」

川 ゚ -゚)「あぁ。全ての罪を負う覚悟は出来てる」

('A`)「おい待て。素直2人とピザ」

ドクオの声に3人が振り返る

('A`)「今ちょうどショボンから電話があったからジョルジュにも事情を話した」

姉妹の顔がわずかに曇る

('A`)「で、伝言を頼まれた」



54 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/04(火) 00:12:16.87 ID:xH/tD3qS0

  _
( ゚∀゚)『間違ったんならしょうがないな。いいおっぱいに罪はない』

('∀`)「だとさ。『代わりに毎日お見舞いに来てくれればかまわん』ともな」

姉妹2人は安堵の顔になると同時に涙腺が崩壊した

川 ; -;)「馬鹿野郎…。あの馬鹿…」

ノハ;⊿;)「ジョルジュううううぅぅぅ!!」

泣き出す姉妹とは逆に内藤が焦りだす

(;^ω^)「いくらなんでも寛大すぎだお!!」

('∀`)「本人がいーっつってんだからいいだろ」

(;゚ω゚)「そういう問題かおおおおおおおおおお!!」

学園の夕方は、叫びと泣き声で暮れていった



55 : ◆j0VQcv9RTo :2008/11/04(火) 00:14:08.55 ID:xH/tD3qS0


―――――――――――――――――――――――――


(   )「ちぇ…失敗かぁ…」

しかし
確実に闇は動き出した

激しさを増す闇は一筋の光を飲み込もうと


その口を徐々に広げて行っている



其の二怪・完



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