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ジョルジュ

Author:ジョルジュ
心母少女最終話更新
完結おめでとうございます。
08/03

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(,,゚Д゚)TALES OF THE ENDのようです第二話 

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 18:39:36.30 ID:SUACjdHw0
第二話『待ち人』



むかしむかし、あるところにそれは美しいお姫様がいました。

お姫様は優しくて、暖かで、国中の人々に慕われていました。

しかしある日、お姫様は悪い魔物に連れ去られてしまいました。

王様はすぐにお姫様を助け出すために、たくさんの兵士を魔物のもとへ向かわせましたが、

誰一人お姫様を連れて帰ってくることはありませんでした。

国中の人々が悲しみ、泣き続けていた時、一人の騎士がやってきました。

騎士は言いました。

「私がお姫様を取り戻してきます」と。

「そんなこと出来る筈がない」

誰もが必死に騎士を引き止めましたが、

騎士はそんな彼らを振り切って魔物のところへと出発しました。



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 18:41:41.01 ID:SUACjdHw0
そして荒れ狂う海を渡り、険しい山を乗り越え、

ついに騎士は魔物のねぐらへと辿り着きました。

魔物は騎士を見て笑いました。

「そんな小さな体と剣で、何が出来る」と。

騎士は言いました。

「私の本当の力は、この体でも、剣でもない」と。

そして、騎士と魔物との戦いが始まりました。

魔物は恐ろしい火の息と、大きな爪で、何度も騎士に襲い掛かりました。

しかし騎士は決して怯むことなく魔物に立ち向かい、

ついには騎士の剣が魔物の心臓を貫き、

魔物は叫び声を上げながら倒れ、そのまま体が石になってしまいました。


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 18:43:17.59 ID:SUACjdHw0
騎士はお姫様を助け出し、一緒にみんなの待つ国へと帰りました。

王様はお姫様が帰ってきたことに大層喜び、

騎士に「何でも褒美を取らせよう」と言いました。

すると騎士は「それでは、お姫様と結婚させて下さい」と、お願いしました。

王様は驚きましたが、お姫様は「私でよければ、喜んで」と恥ずかしがりながら返事をしました。

それを聞いた王様は、「わかった。 それではすぐに結婚式を挙げて、国中で二人を祝おうではないか」、

と笑顔で二人の結婚を許しました。

そして騎士とお姫様は結婚し、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。


   ~ ツーチャネルに伝わる御伽噺、『お姫様と騎士』 ~


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 18:45:18.56 ID:SUACjdHw0



(,,゚Д゚)「ん……」
規則的な馬車の揺れに、ギコはゆっくりと目を覚ました。

「おっと悪い。 起こしちまったかね、お客さん」
馬の手綱を握りながら、白髪交じりの髭を生やした男が、笑いながらギコに話しかけた。

(,,゚Д゚)「いえ、構いません。
    それより、あとどのくらいですか?」
体を起こしながら、ギコが訊ねる。

「あと少しってところだな。
 なーに、もう一眠りして目が覚めてる頃には着いてるさ」
男が冗談交じりで答える。

VIP王国の首都シタラーバから、川を渡り馬車を乗り継いで5日――
そんな辺境にある田舎町『タナシン』。
そこが、ギコの故郷だった。

(,,゚Д゚)(二年ぶり、か……)
目を細めながら、ギコは心の中にある故郷の姿に想いを馳せた。

まさか、こんな形で帰って来ることになるなんて。
騎士になるんだと大口叩いて飛び出しておいて、
罷免寸前の状態で逃げ帰ってくるなんて、余りにも格好がつかない。
こんなんじゃ、とてもじゃないがあの人に会わせる顔が無いというものだ。


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 18:47:19.17 ID:SUACjdHw0
(,,゚Д゚)(それでも――)
それでも、あの人に会っておきたかった。

師匠であるネーノを殺したことへの罪悪感から、逃避したいだけなのかもしれない。
それでも、会って、ちゃんと話をしておかなければならない。

騎士になるという夢に挫折しかけていること。
師匠を斬ったこと。

話して、ケジメをつけておかなければならない。

(,,゚Д゚)(ったく、我ながら情けないな……)
到着までまだ少し時間がある。
ギコは目を閉じ再び眠りの底へと沈んでいくのであった。


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 18:49:39.76 ID:SUACjdHw0


             *           *           *


J( 'ー`)し「あれまあギコちゃん! 随分立派になって帰って来て!」
古ぼけたギコを出迎えたのは、くたびれた服に身を包んだ中年の女性だった。

彼女はギコが育った孤児院の院長であり、
ギコにとっては母親代わりの女性の一人だった。

(,,゚Д゚)「帰りました、先生」
ギコが丁寧にお辞儀をし、はにかみの笑顔を浮かべる。

ギコは、両親の顔を知らない。
物心つく前に、事故か何かに巻き込まれて死んでしまったと聞かされていた。

だが、ギコはそれを寂しいと思ったことは一度も無いし、
不自由に感じたこともない。

孤児院の先生や、一緒に暮らしていた子供達が、
家族同然に接してくれたからだ。



13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 18:54:03.30 ID:SUACjdHw0

J( 'ー`)し「久し振りだね。 体、壊したりしてないかい?
      騎士の仕事は大変なんだろ?」
(,,゚Д゚)「大丈夫だよ…… うん、大丈夫」
まさか実はもう騎士をクビになる寸前なんですとは言えず、
ギコは適当にお茶を濁した。

J( 'ー`)し「でも本当、あんたが元気そうで良かった。
      しばらく、ゆっくりしていけるんだろ?」
(,,゚Д゚)「う、うん。 少し長めに、休みをもらえたから……」
正確には、休暇ではなく謹慎であるが。
それも、依願退職勧告同然の。

(゜3゜)「よお、ギコ! お前、帰ってきてたのかよ!」
ギコの後ろから、大きな声が掛かった。

(,,゚Д゚)「ポセイドン!」
懐かしい声に、ギコが思わず顔を綻ばせる。

ポセイドン=ウルフィン。
ギコと同じ孤児院で育った少年で、
お互い歳が近いこともあり、ギコとポセイドンは孤児院の子供達の中でも特に仲が良かった。



16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 18:56:54.15 ID:SUACjdHw0
(゜3゜)「出て行く時も突然なら、帰って来るのも突然だな、おい。
     帰るんなら事前に手紙でも寄越せっての」
ポセイドンが軽くギコの胸を叩く。

(,,゚Д゚)「はは、悪い悪い。
    まあ……色々あって、忙しかったからさ」
軽口で返したが、色々の内容はとてもポセイドンには言えそうになかった。

(゜3゜)「しっかし、未だに信じられねえな。
    あの泣き虫ギコが、騎士になったなんてよ」
(,,゚Д゚)「泣き虫って、ひどいな。
    子供の頃の話だろ?」
今でこそ立派な青年に育っているが――
子供の頃のギコは、泣き虫なことで有名な子供だった。

喧嘩をしてはボコボコにされ、よく泣きながら孤児院に帰ってきたもので、
そしてその後、ポセイドンが仕返しに行くのが恒例になっていた。



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 18:58:41.85 ID:SUACjdHw0
(゜3゜)「まあ、積もる話はあるけど……今日はやめとくか。
    長旅で、疲れてんだろ?」
(,,゚Д゚)「ああ。 まあ……な」
(゜3゜)「んじゃま、また明日ゆっくり話そうぜ。
     俺はちょっくら、隣の町までお使いに行って来らあ」
そう言うと、ポセイドンは片手を上げてさっさと行ってしまった。

変わってないな。
ギコは、どこか嬉しそうに溜息をつく。

J( 'ー`)し「さて、と。 ギコ、まだ明るいけど部屋で休んでるかい?」
(,,゚Д゚)「あ、いや。 俺も、ちょっと行く所があるから」
J( 'ー`)し「そうかい。 夕飯までには帰って来るんだよ」
(,,゚Д゚)「うん、分かった」
ギコはペコリとお辞儀をすると、孤児院を後にするのだった。


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:01:10.51 ID:SUACjdHw0


          *          *          *


タナシン町の西には、深い森が広がっており、
町の人々はその森を『帰らずの森』と呼んでいた。
不用意に森に入れば、迷ってしまって二度と出てこられなくなるからだ。

その森には、一つの言い伝えがあった。
帰らずの森の奥深くには、恐ろしい『魔女』が住んでいて、
森に迷い込んだ人々を食べてしまう、と。

そして――その森の中を、ギコは進んでいた。

草木を掻き分け、道とも言えぬ悪路を進みながら、
ギコは物思いに耽る。

全く――ここは変わっていない。
まるでこの森だけ、外界からすっぽりと切り離されてしまっているかのように。

二年前、最後にここに来た時から、何も変わっていない。
多分あの人も――きっと、変わっていないのだろう。



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:03:49.54 ID:SUACjdHw0
(,,゚Д゚)「…………」
暫く森の中を進んだところで、ギコは木々の開けた場所に出た。
そこには、粗末な造りの小屋が、一件建っている。

良かった。
道は、間違えていなかったらしい。

(,,゚Д゚)「――――」
と、ギコは、小屋の外に洗濯物を干している一人の女性を見つけた。

森の草木と同じ、深い緑色の服を纏った、空と同じ色をした長い髪の女性。
その姿は、あの日から何も変わっていなかった。

(,,゚Д゚)「…………」
ギコが無言で、女性に近づく。
ゆっくりと。
ゆっくりと。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:05:39.20 ID:SUACjdHw0
li イ ゚ -゚ノl|「…………?」
女性が気配に気がつき、ギコの方に振り返る。

li イ ゚ -゚ノl「――――!」
ギコの姿を見て、女性はパサリと洗濯物を地面に落とした。
最初はただ驚きの顔を見せて。
しかし、次第に嬉しさを顔に浮かべて。

li イ ゚ -゚ノl|「――お帰りなさい」
それだけ、女性は言った。

(,,゚Д゚)「――ただいま」
ギコもただ、それだけ答えた。



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:07:28.85 ID:SUACjdHw0





li イ ゚ -゚ノl|「――びっくり、しました。
       今日帰ってくるなんて、知らなかったから――」
台所でパンケーキを焼きながら、女性は――
ルシオラ=スノウベリーは、ギコに語りかけた。

(,,゚Д゚)「ごめん。 急に休みが出来たから、手紙を送る暇もなくて……」
椅子に座ってパンケーキを待ちながら、ばつが悪そうにギコが答える。

小屋の中を見回すと、ギコの記憶の中のままの光景が目に入ってくる。
本当に、何も変わっていない。
ここだけ、時間が止まってしまっているかのように。

li イ ゚ -゚ノl|「……でも、良かった。
       こうして、元気な姿を見せてくれて……」
ルシオラが呟くように言う。

彼女は――ルシオラ=スノウベリーは、
ギコにとって母親であり――また、姉の様な存在であった。

10年前のあの日――
ルシオラと出会ってから、彼女は孤児院の人とはまた違う形で、
ギコを見守り、育てて来てくれた。

だからギコにとってルシオラは、
孤児院の人達と同じ、大切な家族だった。



24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:10:06.07 ID:SUACjdHw0
li イ ゚ -゚ノl|「はい、お待ちどう様」
ルシオラがギコの前にパンケーキの乗った皿と、
ハーブティーの注がれたコップを置いた。

卵とバターをたっぷり使ってこんがりと焼き上げた生地の上に、
森の花から集めた蜂蜜をたっぷりとかけたパンケーキ。
ギコの、大好物だった。

(,,゚Д゚)「ありがとう」
お礼を言い、早速パンケーキを切り分けて口いっぱいに頬張る。

生地のバター豊かな風味と、芳しい香りの甘い蜂蜜の味が口中に広がり、
思わず至福の笑みが漏れた。

li イ ゚ -゚ノl|「それで――」
と、ルシオラがやおら口を開いた。

(,,゚Д゚)「?」
口をもぐもぐと動かしながら、ギコがルシオラの方を見る。

li イ ゚ -゚ノl|「向こうで、何かあったのですか?」
(;,,゚Д゚)「!?」
ルシオラの問いに、ギコは思わずパンケーキを食べる手を止めた。

どうして、気づかれたのだろう。
そんな素振りを見せないように、振舞っていたつもりだったのに。



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:12:03.03 ID:SUACjdHw0
li イ ゚ ー゚ノl|「――分かりますよ」
クスリと、ルシオラは小さく笑った。

li イ ゚ ー゚ノl|「小さな頃から、何か辛い事があった時には、
       パンケーキを食べにここに来ていたんですから」
(,,゚Д゚)「――――」
ギコは苦笑した。

全く――
変わってないのは、自分も一緒だったか。
本当に、この人には敵わないな……

(,,゚Д゚)「……ルシオラ」
しばしの沈黙の後、ギコは意を決して口を開いた。

(,,゚Д゚)「実は、俺――」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:13:58.18 ID:SUACjdHw0





li イ ゚ -゚ノl|「…………」
ギコの話をルシオラはただ黙って聞いていた。

相槌を打つでもなく、質問をするでもなく、
ただ、黙って。

(,,゚Д゚)「…………」
話を終えたギコも、それ以上は何も喋らず黙ってルシオラを見つめる。

ルシオラのその済んだ瞳に、
何もかも見通されているかのような錯覚を、ギコは感じていた。

(,,゚Д゚)「……ごめん。 こんな嫌な話、聞かせちゃって……」
くしゃくしゃと、ギコが頭を掻く。

やっぱり――
ここに、来るべきじゃなかった。
こんな話、ルシオラに聞かせるべきじゃなかった。

li イ ゚ -゚ノl|「いいえ。 嫌な話なんかでは――ないです」
ギコから視線を外すことなく、ルシオラは言った。



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:17:27.92 ID:SUACjdHw0
li イ ゚ -゚ノl|「それで――」
今度は、ルシオラの方からギコに訊ねた。

li イ ゚ -゚ノl|「ギコは、どうしたいのですか?」
真っ直ぐに、そう問いかけた。

(,,゚Д゚)「俺は――」
ギコは、それ以上答えられなかった。

自分がどうしたいか。
このまま出世の道を断たれたVIP国の騎士団に戻り、下っ端として働いていくか。
別の国の騎士団に志願するか。
それとも――別の、剣を持っての生き方を探すのか。

(,,゚Д゚)「……俺は、それでも、騎士としてやっていきたい」
騎士になる。
やっぱり、この夢だけは捨てることが出来なかった。

約束したのだ。
あの日、あの時――

(,,゚Д゚)「……だけど、今のままじゃ、きっと駄目だと思う。
    師匠が――師匠が最後に示してくれた道の答えを、
    自分なりの答えを、見つけなきゃ――」
でなければ、師匠が自分の為に命を懸けてくれた意味が無くなってしまう。
師匠を斬った意味が、無くなってしまう。

それだけは、絶対にしてはならなかった。



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:19:53.61 ID:SUACjdHw0
li イ ゚ -゚ノl|「そうですか――」
ルシオラは目を瞑り、一度頷くと、

li イ ゚ ー゚ノl|「……ギコは、本当に素晴らしい師を持ったのですね」
優しく、そう告げた。

(,,゚Д゚)「……はい」
ギコは誇らしげに答えた。

師匠は――ネーノ師匠は、本当に最高の師匠だったと思う。
自分には、勿体無いくらいに。

それは単に、剣の腕が優れているからとかそういうことではない。
人間として――一人の男として、心から尊敬出来た。

そして、自分は曲がりなりにも、
そんな最高の師匠のたった一人の弟子だ。

だから、こんな所で迷ったままではいけない。
こんな所で立ち止まってばかりではいけない。

歩き方は、師匠が教えてくれた。
ならば、後はそれを愚直に守って進むだけだ。

(,,゚Д゚)「――そうですよね、師匠」
ギコは小さく、そう呟いた。



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:22:27.04 ID:SUACjdHw0
(,,゚Д゚)「……それじゃ、そろそろ帰るから。
    先生に、晩飯までには戻るように言われてるし」
そろそろ日が暮れかけているのを見て、ギコが席を立った。

(,,゚Д゚)「また今度、来――」
小屋を出ようとしたギコの背中に、柔らかさと暖かさが押し当てられてきた。

一瞬何が起こったのか分からず、
遅れてルシオラが後ろから抱き着いてきたのだということに気付き、ギコは硬直する。

(,,゚Д゚)「ル――ルシオ――」
li イ ゚ -゚ノl|「……ずっと、心配でした」
ギコの背中に顔をうずめたまま、ルシオラが告げる。

li イ ゚ -゚ノl|「……不安で仕方がなかったんです。
      ギコが騎士になって、危ない目にあって、
      このまま、二度と帰って来ないんじゃないかって思うと――」
ぎゅっと、ルシオラがギコを抱く腕に力を込める。

li イ ゚ -゚ノl|「本当に、騎士の夢を諦めることは出来ないのですか?
      ここで、ずっと平和に暮らす生き方では、駄目なのですか?
      私は――」
ルシオラはそこで、すっと腕の力を緩めて、

li イ ゚ -゚ノl|「――ごめんなさい。
      あなたの生き方を選ぶ権利なんて、私には無いのに……」
そう言って、ギコから体を離した。

(,,゚Д゚)「ルシオラ、俺は――」
ギコが振り向き、ルシオラの肩に手をかけようとした時――


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:24:45.78 ID:SUACjdHw0
(,,゚Д゚)「!!?」
li イ ゚ -゚ノl|「!!!」
突然の爆音が、それまでの雰囲気を粉々に打ち砕いた。

(;,,゚Д゚)「今の音は!?」
li イ ゚ -゚ノl|「兎に角、外に!」
二人が慌てて同時に小屋の中から飛び出す。

(,,゚Д゚)「一体、何が……」
外に出て、ギコが音のした方向に目を向けると――

(;,,゚Д゚)「!!!!!」
森の向こうから、火の手が上がっているのが見えた。
炎の赤色が空を照らし、黒い煙がもうもうと立ち上っている。

そしてその方向。
あっちは、まさか――!



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:29:00.43 ID:SUACjdHw0
(;,,゚Д゚)「まさか、タナシン町が!?」
最悪の予想がギコの脳裏に浮かぶ。

馬鹿な。
あの、のどかなだけが取り柄の町が、一体どうして――

li イ ゚ -゚ノl|「行ってみましょう、ギコ!!」
(;,,゚Д゚)「あ――ああ!!」
どうか思い過ごしであってくれ。
そう願いながら、ギコは駆け出す。

しかし、ギコはすぐに思い知ることになる。
悪い予感ほど、良く当たるということを。



               

            セーブしてゲームを終了しますか?    →はい
                                        いいえ







 
 
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:31:06.42 ID:SUACjdHw0
ステータス


(,,゚Д゚)    ギコ=アベルワード    レベル:5    クラス:剣士    称号:落ちこぼれ騎士

術技   ・魔神剣 ・瞬迅剣 ・虎牙破斬

スキル  なし

装備   メイン武器  ロングソード
      サブ武器   なし
      頭       レザーヘルム
      体       レザーアーマー
      装飾      なし


li イ ゚ -゚ノl|   ルシオラ=スノウベリー   レベル:8    クラス:ソーサレス   称号:帰らずの森の魔女

術技   技 ・フリップヒット
      術 ・フォトン ・シャドウエッジ ・インスペクトアイ

スキル  ・マジカル ・マジックガード

装備   メイン武器  ロッド
      サブ武器   ブロンズブレスレット
      頭       カチューシャ
      体       クローク
      装飾      ポイズンチャーム



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 19:33:18.30 ID:SUACjdHw0
料理レシピ

* サンドイッチ   HP小回復
   必要食材    ・パン ・バター ・キュウリ
   好物                           苦手   li イ ゚ -゚ノl|

* おにぎり     TP小回復
   必要食材    ・ライス ・海苔
   好物   li イ ゚ -゚ノl|                  苦手

* パンケーキ   HP・TP中回復
   必要食材    ・パン ・ミルク ・卵 ・バター
  好物   (,,゚Д゚)                    苦手


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