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ジョルジュ

Author:ジョルジュ
心母少女最終話更新
完結おめでとうございます。
08/03

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雨の日の午後のようです 

507 :雨の日の午後のようです:2008/08/23(土) 14:44:01.20 ID:UvFSoUH0O
('、`*川 「君は、私と付き合いたいの? それとも寝たいの?」


これが告白したときの彼女の反応だった。
最終的に君とは寝たい、しかしそれを目的として君と付き合いたいわけではない。
そういったことを正直に話した。


('、`*川 「そ。 いいわ、付き合いましょう」


こうして、僕たちのお付き合いは始まったんだ。




509 :雨の日の午後のようです:2008/08/23(土) 14:46:38.66 ID:UvFSoUH0O
僕たちは最初の約束通りプラトニックな付き合いだった。
そういった欲が僕に無かったと言えば嘘になる。
彼女は同年代の女の子の中でも抜群にかわいかった。
男友達にはやれどうだった、やれどんな声だった、と聞いてくる。
僕はそのたび適当に返事をしておいた。


('、`*川 「君は私と寝たくないわけ?」


これは5度目のデートの時だったか。
君は洒落た喫茶店のテーブル席でそんなことを聞いてきた。


( ・∀・) 「寝たくないわけじゃない」

('、`*川 「じゃあどうして寝ないの?」

( ・∀・) 「最初に言ったじゃないか、君とは寝ることが目的じゃないと」

('、`*川 「私は寝る価値が無い女ってわけ?」


511 :雨の日の午後のようです:2008/08/23(土) 14:49:36.82 ID:UvFSoUH0O
( ・∀・) 「わかってくれよ。君のことが大事だから、そういったことを一番に持ってきたくは無いんだ」

('、`*川 「私がそういったことを望んでいても?」

( ・∀・) 「そうだ。これは僕の個人的な問題であって君は関係ない」

('、`*川 「早く寝ないと他の誰かと寝ちゃうわよ?」

( ・∀・) 「好きにすればいい。そうなっても君を大切に想う気持ちは変わらない」


変な人、と言って彼女はコーヒーをすする。
店内には落ち着いたジャズが流れる。



512 :雨の日の午後のようです:2008/08/23(土) 14:52:38.69 ID:UvFSoUH0O
8回目のデートの時、彼女が僕の家に来た。
その日は僕の誕生日だった。
彼女はケーキを持って僕の家を訪問した。


('、`*川 「案外片づいてるわね。狭いけど」

( ・∀・) 「親の仕送りとバイトじゃこんなもんさ。ワインにする? シャンパンにする?」

('、`*川 「ビールは無いの?」

( ・∀・) 「ケーキにビールかい」


僕は些か驚いて訪ねる。


514 :雨の日の午後のようです:2008/08/23(土) 14:55:56.05 ID:UvFSoUH0O
('、`*川 「なんでもいいのよ。どうせどれ飲んだってまずいんだから」


そう言って彼女はプルタブを開ける。
プシュッと小気味よい音が部屋に鳴り響く。


('、`*川 「雨」

( ・∀・) 「?」

('、`*川 「止まないね。誕生日なのに」

( ・∀・) 「別に関係ないよ。いつだって雨は降る」

('、`*川 「私、雨って嫌い。なんだか鬱々してくるの」

( ・∀・) 「僕は好きだな。窓から腕を出すと気持ちいい」


変な人、と彼女は呟く。
外は、夜の雨音のみが支配している。


515 :雨の日の午後のようです:2008/08/23(土) 14:58:12.92 ID:UvFSoUH0O
その日、僕は彼女と寝た。
僕の性欲が抑えきれなくなったとか、そういったものではない。
ただただ、そうすることが当然のように僕は彼女と寝たのだ。


( ・∀・) 「……僕は、忘れないよ」


行為が一通り終わった後、君に呟く。
君の美術品のような体。
君の小ぶりな乳房。
君の純潔が散った時の顔。
その全てを忘れない。彼女にそう呟いた。


('、`*川 「……そう」


517 :雨の日の午後のようです:2008/08/23(土) 15:00:27.82 ID:UvFSoUH0O
翌朝、僕は彼女より早く起きた。
彼女のために朝ご飯を作り上げ、彼女に食べさせた。
概ね満足した彼女は満足げに帰っていった。






















僕は今、彼女の葬儀に参列している。



519 :雨の日の午後のようです:2008/08/23(土) 15:03:14.84 ID:UvFSoUH0O
あの日――僕と寝た日――の翌日、彼女は呆気なく自殺し、この世を去った。
僕は警察に事情聴取を受けた。しかし僕に言えることは何もなかった。
彼女は満足げに帰っていった。それぐらいしか言えることは無かった。















彼女の死から幾日かが経った頃、雨が降った。
僕は窓から腕を出す。
ただ、冷たい雨が打ちつけるだけだった。






( ´∀`) ブーン系小説練習&総合案内所のようです
ttp://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1219382845/
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